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太っていると危険かも?!
椎間板ヘルニアについて

太っているワンちゃんは可愛いらしく見えてしまうかもしれませんが、一方で様々な病気になりやすくなります。体重が背骨に負担をかけてしまうことで、椎間板ヘルニアになりやすくなります。

歩きたがらない、腰を丸めている・・・そんな症状がある場合、もしかしたら椎間板ヘルニアかもしれません。

椎間板ヘルニアについて知っておくことで将来の予防、または実際に罹患してしまった時に慌てずに済むかもしれません。今回は、椎間板ヘルニアについて解説していきます。

椎間板ヘルニアとは

椎間板ヘルニアという言葉は聞いたことがあっても、実際にはどういった状態か分からない方も多いかもしれません。まずは椎間板ヘルニアについて詳しく見ていきましょう。

椎間板ヘルニアってどういう病気?

椎間板ヘルニアとは、椎間板が変性を起こすことで、物理的に脊髄を圧迫するものを指します。

まず『椎間板』とは背骨と背骨の間に存在する緩衝材の役割をするものです。脊髄とは太い神経の束で、障害を受けることによって痛みや足の麻痺など、様々な神経症状を引き起こします。

椎間板ヘルニアというと腰のイメージがあるかもしれませんが、頚部・胸部・腰部など背骨がある場所であればどこでも、椎間板ヘルニアになります。およそ8割は胸腰部と言われています。

どんな症状が起きるの?

脊髄圧迫の度合いや場所によって症状が異なります。主な症状としては、

・急に立てなくなる
・歩きたがらない
・背中を丸める
・背中を触ると痛がる
・うんち、おしっこのコントロールができない

などが挙げられます。特に頸部の場合は、一般的には胸部・腰部の場合に比べて痛みが強い傾向があります。

なぜ椎間板ヘルニアになるの?

加齢による椎間板や脊椎骨の変形、椎間板に対して強い力がかかった場合などに、どの犬種でも発症する可能性があります。体重が増えてしまうと、椎間板にかなりの負担がかかってしまうので注意が必要です。

また、ダックスフンドやウェルシュ・コーギーのような『軟骨異栄養犬種』といわれるワンちゃんたちは、もともと遺伝的な問題で椎間板ヘルニアになりやすい傾向があります。

診断方法は?

麻酔を必要としない検査として、神経学的検査やレントゲン検査を行います。そこである程度の診断をつけていきます。

確定診断には脊髄の造影検査やCTあるいはMRI検査です。設備がある施設での検査となり、麻酔が必要です。どこまで検査するかに関しては、かかりつけの獣医師と相談になります。

椎間板ヘルニアの治療法

一般的には内科的療法や外科的療法が多く行われています。内科療法の場合は、薬の他にケージレストといった狭い空間でできるだけ動かさないようにすることも重要です。

椎間板ヘルニアを予防しよう

遺伝的な問題に関してはある程度、仕方のないことですが、環境や体の管理をすることは椎間板ヘルニアの予防につながります。対策として3つご紹介します。

体重管理

体重が重いことは、背骨への大きな負担になります。そのため体重を管理は重要です。

体重管理には適切な食事と運動が大切です。既に体重が重い子は、今からでも少しずつ減らしていきましょう。運動で筋肉をつけるのも大切ですが、おやつの見直しやお食事の変更もお勧めです。

食べるのが大好きな子は、食べる量が減ってしまうとストレスになります。そのため、カロリーが低いものや、ウェットフードなどの水分が入っているタイプは量が多く食べられるのでお勧めです。

環境

フローリングなどの滑りやすい床の場合、足腰に負担がかかってしまい椎間板ヘルニアになりやすくなります。愛犬が通るところは、滑らないようにカーペットや絨毯などを敷くと負担が軽減します。

またソファからジャンプする場合も、スロープや階段などを設置すると負担がかかりにくくなります。

体勢に気を付ける

芸の1つとして、2本足で立ったりすることがありますが、背骨に負担がかかります。
その他にも背骨に負担がかかる体勢をすると、椎間板ヘルニアになりやすくなるため注意が必要です。

愛犬を抱っこする際も、背骨が地面と水平になるように抱いてあげると負担がかかりにくくなります。

フード選びは健康の第一歩

椎間板ヘルニアになってしまうと、愛犬は痛みを感じたり自由に動けなかったりと辛い思いをしてしまいます。

そんな思いをさせないために、まずは椎間板ヘルニアになりにくい環境作りから始めましょう。特にお食事は、飼い主さんがコントロールできるものです。

フードの量が少ないと、食べた後も物欲しげな表情で見つめられたりお皿を舐めたり、愛犬もですが、見ている飼い主さんも辛くなってしまいます。

そこで、肥満にならないためのフード選びは重要です。カロリーの低いフードの選択や、水分量の多いフードを選んであげると、食事の量を多く与えながら満腹感も得やすくなります。

愛犬をお腹いっぱいに満足させながら、病気も一緒に防いでいきたいですね。